2008-10-10

いくらですか?

歌野昌午さんの死体を買う男を読了。

本屋でなんとなくさまよっていたら、
めちゃくちゃ宣伝されていたのでつい。


不可解な事件のナゾを解く!というミステリ。
いつも以上に紹介になってネー。


作中作が某有名作家の文体を真似ているのですが、
昔っぽい書き方がいい感じです。

ドグラマグラ読んだときに影響されて、私もたまに使ってますが
「~かしらん。」ってのは、好きな表現の一つです。
最近の小説にはないよなぁ。


よくあるトリックというかテーマだったので、
これはなんとなくいけそうだぞと思いながら読みましたが、
最後まで真相にたどり着くことはできませんでした。

うーん、さすがに一筋縄にはいかないか。


ちょっと某有名作家の作品が気になったので、
青空文庫で読んでみようかしらん。

と思ったらまだ没後50年経ってないのか。
あと7年ぐらい待つことにしようっと。