2008-07-06

うたげ

京極夏彦さんの塗仏の宴を読了。
宴の支度と宴の始末の2冊。

これまたとんでもなく長い話で、
文庫2冊で2000ページ以上はある。

京極堂シリーズは1冊の厚みがとんでもなく
読みにくいので(?)分冊版が出ているほどです。

いつもの如く一言で表せば、
宴ってなんだよ!?という話。

こちら側の人たちはもちろん、
以前の事件に関わった人たちがちらほらと出てくるため、
京極堂シリーズの集大成みたいな作品ですかね。

今回の舞台はかなり大きかったです。
さまざまなあやしげな団体がだんだん関連性を帯びてくる。
最終的にどうなるのか?という期待で読み進められました。

京極堂シリーズを読むときの一番の楽しみは
榎木津礼次郎大先生のセリフです。
自称神で探偵をしているお方。
この人のセリフが意味不明でおもしろいのです。
今回も色々と笑わせていただきました!

京極堂シリーズで読んでいないのは
邪魅の雫だけなのですが、
文庫版出てからにしますかね。