2008-06-04

死して屍拾うものなし

家に置いてある本を久々に読んでみることにしました。
再読ってやつです。余裕で100冊以上はあるのに、
飾っておくだけじゃ意味がない!?
選んだのは小野不由美の屍鬼(しき)。
前回読んだのは5年ぐらい前ですかね。

樅(もみ)に囲まれた村で恐ろしいことが!?
まさに一言紹介。

読んでいたら、共通点がある作品が思い浮かびました。
同人ゲームで一躍有名になったひぐらしのなく頃にです。

閉鎖された村、村の中心をなす3つの家、
伝統行事、徐々に変化する日常など、
ネタバレになりそうな所までどことなく
ひぐらしのなく頃にを彷彿とさせるものがあります。

「ひぐらし 屍鬼」でググったらでてくるでてくる!
けれど思いっきりネタバレがあるので
読む気がある方にはオススメできません。

新潮文庫で5巻まであることもあってか、
この作品は、やたらと登場人物が多いです。
優に50人は越えると思って調べてみたら、
150人以上いるそうです。とんでもねえ!

そういうこともあって話の進みは遅く、
その分だけ内容はものすごく濃いです。
次々と場面と人々が切り替わって、
1人1人が細かく描かれていきます。
なので前半は退屈してしまうかもしれませんが、
どっぷりと小説に浸かりきりたいという方にはオススメ!

やっと1巻を読み終えましたが、
私は退屈せずにスラスラと読めました。
まだ序盤。これから何が起こるんだったかな?
すでに中身をかなり忘れている私なのでした。